人は人の上に人を作らずが原理ですが
組織で管理職は常に肝に銘じておかなければならない言葉だと思う。

この武田信玄の「人」を重要視した言葉は、現代のビジネス社会でも、戦国時代の名言として引用されます。

この「人は石垣」という言葉も注目で、石垣というのは、同じ形の大きな岩ばかりで造られているわけではなく、自然界にある様々な形や大きさの石が積み重なって頑丈な石垣となります。

人も、石垣と同じように様々な個性が重なり合うことで、より堅牢なものになる、という意味も込められているのかもしれません。

また、後半部分の「情けは味方」とは、情けをかけることで味方になってくれることもある、という意味で、「仇は敵なり」とは、逆に害を与えたり、恨みを買うことで敵が増えることを指しています。

この格言のような和歌から、人間関係も含め、「人」というのは非常に重要なものだと武田信玄が考えたことが分かります。